雑記

ルールはなんのためにあるのか

ちょっと前に帰省した時に兄とバーチャルYouTuber の話になりまして、兄はああいうのでフルネームの誰それが推しで、みたいな話をする人ではないので距離感を測りながら喋っていたんですが、やっぱり明確に誰かのファンですって話をするの気恥ずかしいよね、というのが出て。

いや別に誰が好きとか胸張って話せよとかそういうのではなく、そんな熱量持って見てないけど面白いとは思う、別に写真集買うほどじゃないけど顔が好みの芸能人ぐらいの距離感の時に話題にしづらいよねという話です。

私はなんなら人より見てるだろうなくらいの意識はあるけど、愛称呼びには抵抗があるくらいの立ち位置なんですが、Vtuberの方々ってフルネームで呼ぶこと自体が強めのファンなのかなみたいな感覚があるんですよね。

猫キャラで名前にキャットが入るとか、ファンシーな洋服着て名前がアリスです、くらいのやつだとまだ呼びやすいというか、アイコンっぽさがあってフラットに話題にできそうな話があるんですが。

たまたま動画見て面白かった人の名前が逆瀬川緑青とかだったら「こないだ逆瀬川緑青って人の動画が面白くてさー」とか言いづらいし言われてもなんて?ってなるよ。

昔は苗字と名前で一つの文になる喜多郁代みたいな命名が多かった気がするんですが、具体例があんま出てこなかったのでそんなになかったのかもしれないな。夜野(よるの)ネオンと夜野(やの)ネオンが一人ずつ存在するの、どっちかが止めろよ感にずっとウケてる。

まあフルネーム呼びを正確にできるだけで「詳しいね」って言われるのが嫌なんだけどわざと間違えるふりしてまで話題にあげたくない。

壱百満天原サロメって最初の「壱」は読まないんですよー、

へーーーー、……………………………..はい。

初音ミクとかのボカロ文化の、曲聴くのとそれを歌ってる女の子キャラを愛でるのがセットにされてる部分への抵抗みたいなの、バーチャルアイドルネイティブの世代にはあんまないかもですけど、やっぱ言及しただけで入れ込んでる感が出る肩組んでくるコンテンツへの反発って無視できないんじゃないかと思います。

なんだったら「立ち絵とキャラ設定を元に配信者の個人性をある程度ぼかしてキャラクターみたいなムーブしながら活動します」をバーチャルYouTuberと呼ぶのもそれを略してVtuberと呼ぶのもなんか用意された呼称と取扱に乗せられまくってる感がありますが今回は意図的に気にしないものとします。

で、ここまで前振りなんですけども。

Xとかいう呼ぶのがこれまた恥ずかしいSNSがツイッターだった頃、Vtuberの人が割とコメント内のマナーについて決めようとしてるのが気に食わない、という話を見かけまして。自由だろと。

一旦脱線させて戻す話なんですが、インターネットで絵書いてたりするとやっぱり二次創作・同人のマナーとかはよく目に入るんですよ。

ネットが新しい人間が流入し続けるコミュニティな以上、同じ話が何回も目に入ること自体は悪いことではないとは思うんですが(飽きるけど)、自分から同じ話をしに行ってる割にはすっごい受け売り感があるなと感じることが多くて。

「新しくこのシリーズを見る人におすすめ」みたいなこと言いながら過去作品のパロディを使いまくってお前が楽しくなってんじゃないよみたいな、外に向けた話のはずなのに「まずここは共有されてますよね?」という態度になってるのを自覚してるのかどうかすら分からない気持ち悪さ。

そのノリをよりにもよって自治の時に使うから、なんかコミュニティの閉塞感を先に見せられると別にそこに入っていきたくはないかな……という気持ちになるんですけど、別に迷惑になりうる事柄を理解さえしていればコミュニティに気を使わなくてもマナーには違反しないんですよね。

話を戻すと、YouTubeのコメント欄ってYoutubeが用意した機能であって、それまで動画とかにコメントしてた人はその機能を使うのが楽しくて使っていたのであって別にコンテンツ提供者とのコミュニケーションツールだと思っていない、というのが反発の原因だったと思います。

自分の立場はどこかというと、別に守らんでもいいんじゃない?です。

この辺の話題別にVtuber関連の話であることに必然性はなくて、ただ考えるきっかけがそのへん周りだったんで話題に出てきてるだけの話ではあるんですが、「別に守らんでもいいんじゃない」寄りの考えになったのもVtuber周りが元で。

あるVtuberが「この辺のルールは僕の言うことを聞こうとしてくれる人のために設定しているものです」って言ってるのを見てすごい納得したんですよね。

「守るべきルールがあるなら守りたいが、守るべきルールが分からない」という状態の人に寄り添うために設定したものであって、それを守らない人については支障があるなら対処するし支障ないなら放置でいいっていう。

ルールというものは、言うことを聞いてくれる人に方向性を示すためのものと、言うことを聞かない人を制御するためのものがあると思います。

前者は関係性を持った人とのコミュニケーションを円滑に進めるためのもので、後者は罰を与えることを明示して行動を制限しようというものでしょうが、同時にやってはいけないことを提示することで何回もこれをやる人とは関係性を切る可能性をちらつかせる性質もあります。

この辺は人によると思うんですけど、一つ一つは軽いものでも、何度も何度もルールを破り続ける人がいた場合、制御不可能なものとして関係性を断ち切る選択肢を持っている人は少なくないんじゃないでしょうか。

本日二回目の脱線して戻す話ですが、ツイッターで被害者と加害者の関係について、「被害者は謝罪があったとて加害者のことを許さなくていい」と言う言説を見たことがありました。

自分としてはまず実感としては理解できるもので、事前に面識があったなかったで多少違いはあるでしょうが、許したくないというくらい怒りが強いのであれば謝罪というコミュケーションを取るよりも関係性を消してしまいたい、視界から消えて欲しいという気持ちが出てくるのは分かります。

「被害者は〜」の件では、しかしそれだと、被害者が許すことをしなくなると加害者は謝罪をすることのメリットがなくなり許されようとしなくなるからそういうアクション取らない方がいいんじゃない?という意見がありました。

この意見はパッと見加害者寄りの意見だなあと思いますし、実際あんまり「加害」に対して罪悪感が薄い加害者がいた場合、関係を続けるための謝罪という行為にメリットを出さなければ、なんか怒ってるけど謝んないで踏み倒した方がコスパいいわみたいなことになりそうみたいな文意だと思います。

実際加害者被害者という表現をすると問題がセンシティブっていうか重大な話になりそうですけど、被害者ヅラと言えてしまいそうな気持ち上のグレーゾーンだったりすると難しいでしょうしね。

加害者を許さなくていいというのは実質的に関係を断ち切りたい、という話でしょうから、例えば交通事故とかで全然知らん人からの加害を許したくないというなら裁判以外で会わんし示談にも応じない、でいいと思うんですが。

でも加害者被害者の関係性が明確になった上で、顔を合わせ続けない関係性で謝罪に応じない、ってなるとまあ開き直った方が早いといいのは分からんでもないんですよ。何やったところで許されないって本人が言ってるし、その感じだと周りがやりづらいから仲直りしなよ、っていうのもそれはそれで誰が誰の気持ちを蔑ろにしてるのかの図がぐっちゃぐちゃになりそうだし。

ただその場合も別にそれでいいんじゃね感があります。要するに言いたいことは「これ以上私を変に刺激せずに、可能なら失せろ」でしょうし、謝りに来るアクションは求めてないでしょう。

問題は、「こいつと利益のやり取りになった場合、折衷とかせずにさらえるものは全てさらってしまえ」という対立になってしまった場合なんでしょう。

その場合被害者側は「言うことを聞いてくれる人のためのルール」はもうどうでもいいからほっといてくれ、「言うことを聞いてくれない人を制御するためのルール」を破ったんだからその帰結として私はあなたとの関係性を断ち切ります、と言う姿勢になりますが、加害者側はその時「言うことを聞いてくれない人を制御するためのルールも破っていいんじゃないか?」と思ってしまう可能性はあります。

こう、意外と「言うことを聞いてくれない人を制御するためのルール」も、法律以外は実質的に叱る・嫌なことを言うor関係を断ち切る以外にアクションが用意されてなかったりするんですよね。

関係なんて切れて問題ないなら切れていいものだったりするんですが、一方で関係性を断ち切るよ、が脅しとして使われることが多くあり、会社における「嫌ならやめろ」とか、社会に対する「俺に死ねって言うんだな」とかそういうので、じゃあそういうのに対してそんな、間に受けたってしょうがない部分はあるじゃないですか?

「嫌ならやめろ」はどうせやめてく人がいっぱいいる前提で出てくる言葉だったりするので、意外とやめずに続けて行くと、こいつが人と継続性のある関係性が築けないカスなだけじゃねーかという見方もできるようになりますし、人の命というのも大体、本人が捨てた命は他の人も別にいらなかったりはするので。

関係を切れることを脅しにして「うまくやってくれる」ことを押し付けるアクションは碌なもんじゃないと言えばそれはそうなんですよね。

犯罪にしたって刑事罰のものであれば逮捕はされますが民事だったら泣き寝入りするんじゃないか?と言うナメくさりくらいはあるでしょうね。

でもそもそも謝罪ってどこのこと言ってるんでしょうね?

***飽きたのでここで終了。気が向いたら続き書くかも。***

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